お決まりのセリフだが、今年もいろんな事があった…
そんな中、個人的には、今年の一番の出来事は「仙台」かな…
実は、私、これまで東北地方には縁がなく、
東北6県に一度も足を踏み入れたことがなかった。
北海道、新潟、茨城には何度も行っているのだが、
そこから先には、ご縁が無かった。
(興味もなかった気もする…)
しかし、10月以降、
ある仕事で仙台に行く予定が増えて、4回程、お邪魔した。
来年も、まだ行くかな…
また、別の仕事では、知人の紹介で、
仙台の会社と共同で作業をしている。
それも、もう、しばらく続くかな…。
これまで、縁のなかった「街」「人」との出会いは、
良い事ばっかりではなかったが、新鮮だった…。
◆写真の真ん中に小さくうっすら写っているビル群が、
私が、足しげく通った、仙台の市街地。

わずか、数十キロ離れた海岸線は、
未だ、復興とは言いがたい光景が広がっている。
この辺りに住んでいた人たちと話す機会があったのだが、
彼らは、以外と楽観的だった。
「当面どうしますか?」と聞けば、おおらかな雰囲気で、
「ちょっとづつ、やっていくしかないね」的な答えが返ってくる。
これも、一つの県民性か…
阪神大震災の時は、もっと、ガツガツした、
「ちょっとでも早く復興するんや!」みたいな雰囲気が強かった気がする。
逆に、言うと、そこまで、心の舵をきれない要因が、
「塩害」と「放射能」なのかもしれない…。
◆海岸付近では、献花に訪れる人が後を絶たない。

この浜辺には、わずか30分程しか滞在しなかったけど、
その間にも、大勢の人たちが、海に向かって手を合わせていた。
震災のあった年に、仙台とお近づきになったのも縁。
今後とも末永く、お付き合いしたいものだ…。
“最後に、余計な一言”
大きな災害がある度に、ちょっと違和感を感じること。
それが、ボランティア。
もちろん、ボランティア自体は、素晴らしいこと。
だけど、災害が起こると、目を輝かせ、イキイキと、
「今日もボランティア!」「明日もボランティア!!」
そんな人、よく目にしませんか?
阪神大震災の時は、大阪在住だったので、
特に目についたのだけど、
人の不幸を活力にして、自分の「やりがいパワー」を充電している奴がいる…。
色々、思うことはあって、それがうまく表現できないのだが、
少なくとも、ボランティアって「パートタイム」じゃないと思う。
言葉足らずで、恐縮ですが、日本人のボランティア意識って、
若干、ズレている気がする…。
◆これは、夜の仙台駅。
