ちょっとレビューが遅くなってしまったが、
ライアン・ゴズリング主演の「Drive」はめっちゃくちゃ面白い映画です!
前評判が高かったので、仕事の合間に、白昼堂々と観てしまった。
どれ位凄いか?
この映画は、映画史に名を残す「エポックメイキング」になるだろう。
個人的には、パルプフィクション以来の斬新さがあった。
アクション映画と思われがちだが、
カーアクションを軸にした「恋愛映画」。
もちろん、女性も楽しめる映画だ!
【展開の軸は、クールなカーアクション!】
ゴズリング扮する主人公は、
昼はハリウッドのカースタントマン。
夜は強盗を逃がすドライバー。
ゆえに、カーアクションが軸に展開されるのだが、
このアーアクションがカッコええ〜の!なんの!
特に、冒頭部分のシーケンスから、かなり魅せてくれるので、
そこで、8割がたの観衆の心を掴んでしまう。
個人的には、バックミラー越しのカットが凄く効いていていると思ったな…。
監督は、恐らく既存の映画の法則を気にしていないのだろう、
アクションシーンもくどくなく、いさぎいい感じがした。
ストーリー展開も早くて、コンパクトな感じ。
ステロタイプな映画が蔓延する中で、これは、ちょ〜斬新な映画やで!
【セリフが極少ない、間で魅せる男。それが、ライアン・ゴズリング】
ゴズリング演じる主人公は、極めて無口な男である。
しかし、彼は、主人公の心情を「見事な表情」と「絶妙な間」で、
ひきつけるのである。
今週のNewsWeekで「The best 100 MOVIE」という特集をやっているが、
そこで、記者2人が選ぶ名作という欄があった。
その中で、両記者共にセレクトした映画に「ブルーバレンタイン」があった。
実は、自分も去年観た映画のナンバー1は、ブルーバレンタインである。
このブルーバレンタインの主演もライアン・ゴズリング。
彼は、今、映画界で一番ホットな役者であることは間違いない。
ブルーバレンタインのゴズリングは、Driveよりも喋るけども、
要所では、絶妙な「沈黙の美学」をみせている。
ちなみに、ブルーでゴズリングは、鷲柄のTシャツを着ていたが、
Driveでは、クモ柄のジャンバーを着ている。
下手するとシャビーなスタイリングだが、
共に、寡黙な主人公のキャラクターを上手くひきたてている。
【エンディングのカット割りがダサ格好いい〜】
エンディングに関しては賛否両論あると思うが、個人的には好きだ。
昔観た、LEONのエンディング(ジャン・レノの最期のあたり)もしびれたけども、
Driveでは、監督のこだわりを凄く感じた。
【監督の次回作にも注目かな…】
Driveの監督は、デンマーク人のニコラス・ウィンディング・レフン。
私、全然知りませんでした…
wikiってみても、特に有名な映画も撮ってない様子。
ゴズリングのことばっかり書いたけど、
やっぱり、この映画は、監督が凄いと思った。
ちなみにDriveで、今年のカンヌの監督賞を受賞。
映画を観ていて、ちょっと変態っぽい感じもしたので、
次回作品にも注目したい。
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