2012/05/22

この映画が渋い!「列車に乗った男」パトリス・ルコント

実は、ダルビッシュがTexas Rangersで活躍しているのをみて、
映画「Paris, Texas,」が見たくなったんですよ…

それで、TSUTAYAに「Paris, Texas」を探しに行ったら、
店員に「あっ、その映画割れました!」と言われてしまい、あえなく撃沈。
しかし、「割れました」って言い分もないやろ!
割れたら買い足せよ、名作やで!!(と、魂の叫び)

そんで、代りの獲物を物色していて、
久々にルコントでも観たくなったので、「列車に乗った男」。
主演は、もち、ジャン・ロシュフォール。

いや〜。相変わらず渋いね〜。渋すぎますわ!




今回は、内容については書きません・・。

ルコントの映画って、
キムタクみたいなイケメンが、美女を抱くわけでもなく。
芦田愛菜ちゃんみたいな子役が「パパ〜」っていいながら駆けてくるわけでもなく。
堀北真希みたいな美女がもんぺ姿で可哀想な役を演じるわけでもない。

企画書レベルでは理解してもらいがたい人物設定で、
人生のキビを魅せてくれますな・・。

晩年(?)の作品では、
殆どの主役をジャン・ロシュフォール(写真右)が演じている。
あと20年したら、明石さんまもこの部類に入るかもね・・

所でルコントさんって、昔は、テレビ向けの作品とか、
コメディーなんかも沢山撮ってたらしく、
今のようなテイストになったのは、
(または、開眼した?、ハマった?、評価された?)のは、
随分後年になってからのようですね。

脚本や演出もいいんだけど、意外と編集も好きです。
あと、地味〜な映画が多いんだけど、
この人は「アイデアマンなんだろうな!」と思わせる何かがある。


ちなみ・・

次回のブログは、「ハンナとその姉妹」について、投稿します。
予告でした。


2012/05/08

この映画が凄い!「Drive」

ちょっとレビューが遅くなってしまったが、
ライアン・ゴズリング主演の「Drive」はめっちゃくちゃ面白い映画です!
前評判が高かったので、仕事の合間に、白昼堂々と観てしまった。


どれ位凄いか?
この映画は、映画史に名を残す「エポックメイキング」になるだろう。
個人的には、パルプフィクション以来の斬新さがあった。

アクション映画と思われがちだが、
カーアクションを軸にした「恋愛映画」。
もちろん、女性も楽しめる映画だ!


【展開の軸は、クールなカーアクション!】

ゴズリング扮する主人公は、
昼はハリウッドのカースタントマン。
夜は強盗を逃がすドライバー。

ゆえに、カーアクションが軸に展開されるのだが、
このアーアクションがカッコええ〜の!なんの!
特に、冒頭部分のシーケンスから、かなり魅せてくれるので、
そこで、8割がたの観衆の心を掴んでしまう。
個人的には、バックミラー越しのカットが凄く効いていていると思ったな…。

監督は、恐らく既存の映画の法則を気にしていないのだろう、
アクションシーンもくどくなく、いさぎいい感じがした。
ストーリー展開も早くて、コンパクトな感じ。
ステロタイプな映画が蔓延する中で、これは、ちょ〜斬新な映画やで!


【セリフが極少ない、間で魅せる男。それが、ライアン・ゴズリング】

ゴズリング演じる主人公は、極めて無口な男である。
しかし、彼は、主人公の心情を「見事な表情」と「絶妙な間」で、
ひきつけるのである。

今週のNewsWeekで「The best 100 MOVIE」という特集をやっているが、
そこで、記者2人が選ぶ名作という欄があった。
その中で、両記者共にセレクトした映画に「ブルーバレンタイン」があった。
実は、自分も去年観た映画のナンバー1は、ブルーバレンタインである。

このブルーバレンタインの主演もライアン・ゴズリング。
彼は、今、映画界で一番ホットな役者であることは間違いない。

ブルーバレンタインのゴズリングは、Driveよりも喋るけども、
要所では、絶妙な「沈黙の美学」をみせている。

ちなみに、ブルーでゴズリングは、鷲柄のTシャツを着ていたが、
Driveでは、クモ柄のジャンバーを着ている。
下手するとシャビーなスタイリングだが、
共に、寡黙な主人公のキャラクターを上手くひきたてている。


【エンディングのカット割りがダサ格好いい〜】

エンディングに関しては賛否両論あると思うが、個人的には好きだ。
昔観た、LEONのエンディング(ジャン・レノの最期のあたり)もしびれたけども、
Driveでは、監督のこだわりを凄く感じた。


【監督の次回作にも注目かな…】

Driveの監督は、デンマーク人のニコラス・ウィンディング・レフン。
私、全然知りませんでした…
wikiってみても、特に有名な映画も撮ってない様子。

ゴズリングのことばっかり書いたけど、
やっぱり、この映画は、監督が凄いと思った。
ちなみにDriveで、今年のカンヌの監督賞を受賞。

映画を観ていて、ちょっと変態っぽい感じもしたので、
次回作品にも注目したい。


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